WordPressのダッシュボードに現れる「サイトヘルスステータス」。WebやWordPressについて詳しくない人にとって、難しく感じるメンテナンスやセキュリティなどアドバイスしてくれるのでありがたい機能です。
サイトヘルスステータスで表示される改善点を見て、使用していなかったテーマを良かれと思って削除したところ「デフォルトテーマを利用可能にしましょう」の表示が出現。
消してはいけなかった!?と動揺しながら、理由を調べて解決することができました。
サイトヘルス「デフォルトテーマを利用可能にしましょう」の理由
以前にサイトヘルスステータスのおすすめの改善で「停止中のテーマを削除してください」と表示されていたので、使用しているテーマ(自分の場合はCocoonの親と子)以外を全て削除しました。
きっと「サイトが軽くなって表示スピードもアップするのだろう」と期待し、削除してよかった、と思っていたのですが、サイトヘルスステータスに表示された新たな改善点「デフォルトテーマを利用可能にしましょう」。
「デフォルトテーマが存在しません」という文言に、「もしかして消してはいけないものを削除したのでは…」と不安になり、調べたところ「停止中のテーマを削除してください」の内容に「WordPressのデフォルトテーマ Twenty Twentyは削除しないでください」とはっきり書かれていました。
適当にすぐやってしまう私がいけないのですが、ちゃんと詳細も読むべきです。答えはそこに書いてあります・・・。
つまり、利用中のテーマとWordPressのデフォルトテーマ1つを残して、そのほかの使用していないテーマを削除する、というのが正解だったのです。
ワードプレスのテーマを削除した方が良い理由
ワードプレスのテーマは、メニューバーの「外観→テーマ→テーマ詳細」をクリックすると「削除」ボタンを見つけることができ、簡単に削除できます。
そもそも使用していないテーマを削除した方が良い理由は何なのでしょうか?
- 無駄な容量を食わないように
使用中も未使用のテーマも、インストールされている全てのテーマは、存在する限り容量をとってしまいます。サイトは軽い&速い方が良いと言われるのに、使用していない物を抱え続けるのは無駄です。
- アップデートの手間を減らす
随時、テーマやプラグインは最新の状態に更新するよう促されます。使用していない、いくつものテーマにもアップデートをし続けるのは時間的に無駄です。
- 安全性を上げる
使っているいないにかかわらず、インストールしているテーマが多ければ多いほどハッキングされる危険性は高まります。脆弱性をできるだけ無くして、乗っ取りやウイルスの危険を回避したいなら、セキュリティを高めるために不要なテーマは削除するに限るわけです。
私の場合、消してはいけないデフォルトのテーマまで削除してしまったわけですから、デフォルトテーマ「Twenty Twenty」を戻さなくてはいけません。
削除してはいけなかったテーマを戻す
メニューバーの「外観→テーマ→新規追加」からTwenty Twentyをインストールします。
ワードプレスの公式が作成したデフォルトテーマだと書かれています。このTwenty Twentyをインストールしますが、うっかり「有効化」しないよう、気をつけましょう。
現在使用しているテーマとデフォルトのTwenty Twentyのみがある状態になりました。
サイトヘルスステータスに戻ってみると、おすすめ改善に「デフォルトテーマを利用可能にしましょう」は消えています。
これで、もし何か利用中のテーマに不具合があった場合は、デフォルトテーマが自動的に使用されるようになるということです。安心ですね!